マンションを購入すると、ほぼ必ず付いてくるのが、毎月の管理費と修繕積立金の支払いです。
さて、これは何に使われている費用なのでしょうか?
今回はそのうちの「管理費」について、その使途の内訳と支払う意味について、ご紹介します。
※修繕積立金については…こちらの記事でご紹介しています。
「マンション購入を検討中の方へ 修繕費について紹介します!」
https://iemaru-blog.com/posts/2674/
□マンションにかかる管理費とは?
管理費とは、そもそも何でしょうか。
管理費=”マンションの日常生活を維持するためにかかる費用”
です。
その費用を、マンションの所有者全員で負担(毎月一定額を支払う)しています。
では、その管理費は実際にはどんなことに使われているのでしょうか。
以下に一般的な例を挙げます。
【管理費の主な使途】
・エレベーターの定期点検・メンテナンス
・防火施設(スプリンクラーや消火器など)の保守点検
・共用部分…廊下やエントランス、駐輪場・駐車場など…の清掃業務
・管理人さんの給与
・防犯施設(防犯カメラや警備システムなど)の保守点検
・共用部分の水道光熱費
・共用部分の火災保険料
・管理組合の運営費用
etc…
ご覧いただいた通り、マンションで生活をしていく上で不可欠な費用が、管理費から支払われています。
ちなみに、管理費は、お部屋の広さに応じてその支払額が決められていることがほとんどです。
マンション内で、広いお部屋の方の負担割合が多く、狭いお部屋の方の負担割合は少なくなります。
そして、修繕積立金と違って、段階的に上がっていったり…ということは、基本的には、ありません。
日常生活でかかる費用のため、年数経過の影響はあまり受けないからです。
さらには…豪華な共用施設が付いていたり…する、いわゆるグレードの高いマンションでは、維持管理にかかる費用がかさむため、管理費も高めの設定になっていることが多いです。
そしてさらに…総戸数が少ないマンションのほうが、総戸数が多いマンションよりも、管理費は高めになる傾向があります。
これは単純に負担する戸数が少ないと、1戸あたりの負担が大きくなるから、です。
□管理費はきちんと支払いましょう
上述したように、マンションを維持するために、管理費は必要不可欠な費用になります。
管理費が多すぎず、少なすぎず…適正な金額がきちんと徴収されていると、以下のような恩恵があります。
1つ目は共用施設の充実です。
防犯や設備といった面で管理費が適切に使われている場合、そのマンションの住人の暮らしは快適に保たれます。
例えば…共用部分に定期清掃が入ることで、マンション内部が常に清潔に保たれます。
エレベーターやエントランス部分に防犯カメラを設置・維持することで、不審者の立ち入りを制限したり、通常の管理人さんのほかに警備会社に夜間警備を頼んだり…ということも、全て管理費を支払うことによって運営されています。
2つ目は高い資産価値が保たれる点です。
「マンションは、管理を買え!」
という言葉があります。
管理費の額が適正で、管理が行き届いているマンションは、売却するときや賃貸で貸すときに、人気になります。
(理由は…説明するまでもないですね。)
人気になるということは…高く売れる(貸せる)可能性が上がる…ということとイコールです。
マンションの場合は、立地や利便性、築年数などに加えて、
「管理状態がどうか?」
ということも、資産価値を左右する大きな要素となります。
□まとめ
「毎月の管理費…払うの嫌だなぁ…」
と思っている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、管理費の具体的な使い道や、マンションの管理状況を良好に保つことによる恩恵を理解することで、納得して支払えるのではないでしょうか?
自身の生活を快適にするために!
所有する資産の価値を維持する(もしかしたら上がる?)ために!
毎月の管理費は、気持ちよく支払いたいものですね。
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株式会社いえまる