ベランダの広さってどれくらい?必要な広さを調べてみた!


マンション・一戸建てでは、通常ベランダが備わっていると思います。
「うちのベランダは…広い?狭い?」
ベランダの一般的な広さって…どのくらいなのでしょうか?
今回は、ベランダの広さについて調べてみました!

 

□平均的なベランダの広さは?

ベランダの広さに関して、正確な統計は今のところありません…(たぶん)
なので、ここで言うベランダの広さ(幅)の平均値は、あくまで筆者(不動産業に携わって15年以上)の経験則に基づく数値であることを、ご承知おきください。

まずは、戸建てのベランダについて。
戸建てのベランダの幅は、0.9m~1.2mくらいのものが一番多く、一般的であると言えます。
0.9mというのは…日本では昔は「1間、2間…」という「間(けん)」という長さの単位が使われていました。
1間=約1.82mで、その半分(半間)が0.91mとなり…そこから0.9mくらい、という幅になることが多くなっています。
※ちなみに…1間×1間=1坪(畳2枚分)となります。

マンションのベランダについては、新しめのもの(築15年~20年くらいまで)は1.5m~2.0m、それより古くなってくると1.0~1.2mくらいが一般的です。
特に、築年数が5年以内くらいのものは、2.0m以上の幅を取っていることもあります。
マンションの場合はベランダが広いほうが人気があり、売るためにベランダがどんどん広くなっていった感じですね。

※補足※
ここで言っている「ベランダ」は、「バルコニー」とほぼ同じものとして書いています。
本来のベランダの定義は、「2階以上で屋根のある屋外スペース」となるそうですが…
(バルコニーは屋根が無いものを指すそうです)
不動産業者などは、実務上で「ベランダ」と「バルコニー」という名称を分けて使うことはほとんど無く(私も使い分けてはいません…)、ここでは「ベランダ」=「バルコニー」として書いています。ご了承くださいませ。

 

□用途別のベランダの広さは?

次に、用途に応じた必要なベランダの広さを考えてみます。

 

*洗濯物を乾かすために利用

ベランダの利用において、洗濯物を干すことがメインの目的になる場合は、幅が30cmから50cmあれば対応できます。
(ただし…50cm以下だと洗濯物を干すと人が通れなくなりますが…)
洗濯物が多い場合や余裕を持って干したい場合は、90cm以上の奥行きがあるベランダが良いでしょう。

 

*ガーデニングで利用

ベランダでガーデニングを楽しみたいという場合は、100cm以上の奥行きがあるベランダがお勧めです。
100cm以上あれば、洗濯物を干す+ガーデニングの両方ができるでしょう。
ただ、100~130cmくらいだと、あまり大きな植物はちょっと難しいので…
鉢植えやプランターでミニ家庭菜園というイメージでしょうか。
150~200cmくらいになってくると、本格的なガーデニングも可能です。

 

*ベランダで食事を楽しむ

ベランダでゆっくりと食事を楽しみたい場合は、150センチ以上の奥行きを持ったベランダが必要になるでしょう。
椅子とテーブルを置いて、朝日(または夕日)を眺めながらベランダで軽食を…といったこともできそうです。
また、大きめの長椅子でお昼寝したり、日光浴したり…も可能です。

 

□まとめ

今回はベランダの平均的な広さと、用途ごとに必要な広さを見てみました。
ベランダが効果的に使用できると、生活の質がワンランク向上します。
住宅をお探しの際には、ベランダの広さについても考慮してみると良いかもしれませんね!

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