住宅ローンを契約する際に必要な書類って何?


住宅を購入するときに、ほとんどの方が住宅ローンを組みますよね。
大きな額のお金を借りるため、その手続きには慎重になる一方で、何を準備すればいいのかわからないと頭を抱えている人もいるかもしれません。
そこで今回は住宅ローンの契約に使う必要書類について詳しく解説します。

 

□住宅ローンに必要な書類とは

住宅ローンを組む際に必要な書類は様々ですが、段階別に3種類に分けることができます。
住宅ローン事前審査時に必要な書類、住宅ローン本審査時に必要な書類、そして住宅ローン契約時に必要な書類の3つです。
今回は住宅ローンを契約する際に必要となる書類に焦点を当てて、詳しく見ていきます。

 

 

□住宅ローン契約時に必要な書類について

まず、「住宅ローンの契約」とは何ぞや?
をご説明します。
住宅ローンの契約=住宅購入資金を銀行等の金融機関から借りて、月々返済することを約束する契約…
『金銭消費貸借契約』(略して金消契約と呼ばれています)
のことを指します。

*必要書類①…金銭消費貸借契約書

この書類は、銀行が用意しますので、そこに署名・捺印(実印)をします。
金消契約の具体的な中身としては、住宅購入のために借りる金額、適用される金利、返済期間、さらには、返済が滞った場合(!)の遅延損害金の設定額、などが記載されています。
非常に重要な内容が記載されていますので、金消契約時には、銀行の担当者からの説明を聞きながら、内容に間違いが無いかを確認していきます。
・金利(変動金利、固定金利など)の設定が間違っていないか?
・借入金額、借入年数、それに伴う月々の返済額は?
・毎月の返済日はいつか?
・万が一、返済が滞ったときはどうなるのか?
などを、きちんと確認しておきましょう。

*必要書類②…抵当権設定契約書

この書類も銀行が用意していますので、そこに署名・捺印(実印)をします。
抵当権とはお金を貸す側である銀行などが、万が一お金の借り主の返済が滞った時にその代償として担保として設定された土地や建物を獲得する権利のことです。
この抵当権設定契約書を交わすことで、初めて金融機関にお金を貸すに値する人として信用してもらえる…ということになります。

*必要書類③…印鑑証明書

これは、事前に区役所等で取得して、必要通数(ケースによって2~3通)を提出します。
印鑑証明書は、書類に捺印した印鑑が、間違いなく「実印」であることを証明する書類です。
区役所等で実印登録をしていないと取得できませんので…実印登録をしていない方は、これを機に実印登録手続きをしておきましょう。
原則、発行から3か月以内のものが必要です。

*必要書類④…住民票

こちらも事前に区役所等で取得して、必要通数を提出します。
原則、同居家族全員の続柄が記載してあるもので、発行後3カ月以内のものが必要です。
個人情報の取り扱いの関係で、必要のない情報…本籍やマイナンバーなど…が載っているものは不可、とする銀行が多いので、取得の際は注意しましょう。

*必要書類⑤…本人確認資料

運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカードなど、です。
審査時にコピーを提出している場合は、ここで原本確認をします。

*必要書類⑥…不動産売買契約書、重要事項説明書

こちらも審査時にコピーを提出している場合は、原本確認のために必要になります。

上記以外にも、個別に必要な書類が指示される場合があります。
事前に銀行や間に入っている不動産業者などに、確認をしておきましょう。

 

 

□まとめ

今回は住宅ローンの契約=金銭消費貸借契約(金消契約)時に必要となる書類をご紹介しました。
この契約を取り交わすことで、住宅ローンを借りることが正式に決定します。
そのため、
「書類が足りない!」
「実印を忘れた!」
などにより、契約手続きができないと、その先のスケジュールに多大な影響を及ぼしますので…しっかり、きちんと、事前に確認をして!契約に臨みましょう。
そのうえで、契約の場でわからないことがあったら、遠慮なく、ガンガン質問をして、不明点をちゃんと解消してから、署名・捺印をしましょう。
そして…住宅ローン契約書(金銭消費貸借契約書)は、無事に契約したからポイ!
としないように!
先々、なにかトラブルが起きた場合など、この契約書の控えは証拠書類として、とても重要な存在となります。
なくさないように保管しておきましょう!

 

 

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