子育てしていく上で家の広さはどのくらい必要?出産を機に家の購入をお考えの方へ

出産を機に家の購入を考えている方で、家の広さについて迷っている方は多いのではないでしょうか。
子育てをしていく上で家の広さはどれくらい必要なのか、子育てに便利な住宅環境はどんな環境か等はイメージがしにくいですよね。
そこで今回は子育てを行うのに必要な家の広さや環境について紹介します。

 

□子育てする家に必要な広さはどのくらい?

*住生活基本計画における「居住面積水準」

国土交通省では、世帯人数別に住生活基本計画における「居住面積水準」を定めています。
「居住面積水準」は「最低居住面積水準」と「誘導居住面積水準」があり、下記のように定めています。

●最低居住面積水準(必要不可欠な住宅の面積)
①単身者:25㎡ ②2人以上の世帯:10㎡×世帯人数+10㎡

●誘導居住面積水準(豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積)
都市居住型(都心とその周辺での共同住宅居住を想定) ①単身者:40㎡ ②2人以上の世帯:20㎡×世帯人数+15㎡
一般型(郊外や都市部以外での戸建住宅居住を想定)  ①単身者:55㎡ ②2人以上の世帯:25㎡×世帯人数+25㎡

※10歳未満は下記で計算します。
3歳未満:0.25人  3歳以上6歳未満:0.5人  6歳以上10歳未満:0.75人
※子どもに係る世帯人数の換算により、世帯人数が2人に満たない場合は、2人とします。
※世帯人数が4人を超える場合は、5%控除されます。

 

最低居住面積水準というのは「最低限必要な広さ」で、誘導居住面積水準というのは「理想的な広さ」ってことですかね・・・

 

さて、上記の計算式に当てはめると、下記のようになります。

例①:夫婦+子供1人(1歳)の場合

最低限必要な広さ:10㎡×2.25人+10㎡=32.5㎡
マンションでの理想的な広さ(都市):20㎡×2.25人+15㎡=60㎡

 

例②:夫婦+子供2人(3歳と6歳)の場合

最低限必要な広さ:10㎡×3.25人+10㎡=42.5㎡
マンションでの理想的な広さ(都市):20㎡×3.25人+15㎡=80㎡

 

例③:夫婦+子供2人(10歳と12歳)の場合

最低限必要な広さ:10㎡×4人+10㎡=50㎡
マンションでの理想的な広さ(都市):20㎡×4人+15㎡=95㎡

 

10歳以上の子供2人いる場合、最低限必要な広さ50㎡、理想的な広さがが95㎡なんですね。
理想としている、95㎡っていうのは現実的では無い気がしますが・・・

まぁ、子供が大きくなるにつれて、広さが必要になってくるってことですね。

子供が小さいうちは40㎡程の1LDKでも良いかもしれませんが、成長したり、子供が増えたりすると狭くなってしまいます。
将来のことも見据えたうえで広さ・間取りを考えましょう

 

 

□子育てに良い住宅環境とは

夫婦2人だけの生活と同じ環境で子育てを始めると不便に感じることがあります。
家選びは子育てをしていく上でとても重要だと言えます。
家を選ぶときには子育てに適した住宅環境かどうかを確認すると良いでしょう。
ここからは、子育てに良い住宅環境のポイントをいくつか紹介します。

 

*広いリビング

多くの時間を過ごすリビング。特に子供が小さいうちは、リビングで過ごす時間が長くなりますね。
広いリビングであれば、大型のおもちゃを置いたりすることもできますし、多少散らかっていても気にならないです。

 

*収納スペース

子供が産まれると衣類やおもちゃ等、とにかく荷物が増えます。
収納スペースが不十分だと、広い空間でも収納グッズにスペースを取られてしまいます。
物があふれると子どもがケガをする可能性も高まるので、収納スペースが多い家が理想ですね。

こんな大型のウォークインクローゼットがあれば、子供の衣類やおもちゃ等の収納ができて便利です。

 

*対面式キッチン

対面キッチンは料理をしながらリビングを見渡せるので、子供の様子を見たり、話しかけたりすることができます。
また、子供たちもママの顔が見えるので安心して遊ぶことができます。

 

*和室

赤ちゃんのおむつ替えをしたり、ゴロンとお昼寝できたり、キッズスペースとする等、子供がいると和室は便利です。
和室は畳なので子供が転んでもケガをしにくいので安心です。また、子供が飛び跳ねたり、走り回ったりしても音や振動が伝わりにくいので、マンションの場合でも階下に音が響く心配が少ないです。

 

*家事動線がスムーズ

子育てで大変なことの1つが家事との両立ですよね。
そのためには最短の動線で効率よく家事を行うことが重要です。
例えば、キッチンの近くに洗濯機があれば、料理の合間に洗濯機を回しやすいです。
リビングの先にベランダやバルコニーがあれば、洗濯物を干して、乾いたら取り込んでリビングでたためます。
このように家事を行いやすい家事用品の配置や間取りを考えた上で家を選ぶと良いでしょう。

 

 

□まとめ

今回は、子育てをしていく上で必要な家の広さや環境を紹介しました。
子育てを見据えて家選びを行うと子育ての環境がよくなりそうですね。

 

 

 

 

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