こんにちは、(株)いえまるの相澤です。
不動産を購入したら登記をします。
今回はこの登記の住所について。
登記って何?
まずは登記について。
不動産に関する情報は、所在地を管轄する法務局が管理する登記簿に記載されています。
登記簿には不動産の所在地・広さ等や所有者の氏名・住所等が記載されています。
不動産を購入し、自分が所有者であることの登記をすることによって、「この不動産は私の物ですよー」と第三者に主張できるようになります。
この登記をする際に、新住所登記(購入した物件の住所で登記)もしくは旧住所登記(今現在の住所で登記)、どちらで行うかを選択しなければいけません。
どちらでも可能ですし、どっちじゃなきゃいけない・・・ということはありません。
新住所登記で登記をするためには・・・
新住所登記をする為には引渡し前(引っ越し前)に住所移転をしなければいけません。
※住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンの契約前に住所移転を行います。
ただ、本来は住所移転は引っ越し後から14日以内と決められています。
その為、役所では引っ越していないのに「引っ越しました」と嘘をついて、住所移転をしなければいけません。
新住所で登記をする人は注意してくださいね。
「まだ引っ越していないけど、住所変更したいです」とか「不動産屋に住所変更するように言われた」などと行ってしまうと住所移転ができません・・・
新住所登記と旧住所登記のメリット・デメリット
◎新住所登記のメリット
・旧住所登記をしてしまうと、将来的に住所移転登記をしなければいけない可能性があります。(売却する時など)新住所登記の場合はその必要が無いので、住所登記登記の手間や費用がかかりません。
・登録免許税の軽減措置を受ける為の住宅用家屋証明書の取得が楽。
◎新住所登記のデメリット
・役所で引っ越していないのに「引っ越した」と嘘をつかなければいけません。
・国民健康保険の場合、住所変更の際に国民健康保険の住所変更も同時に行うのが通常と思われます。国民健康保険の住所変更を行うと、新しい保険証は数日後に新住所に届けられます。その為、まだ引っ越ししていない家に届けられてしまう可能性があります。
◎旧住所登記のメリット
・住所移転は引っ越し後で良い。(通常通りの手続きでOk)
◎旧住所登記のデメリット
・旧住所で登記してしまうので、将来的に住所移転登記をしなければいけない可能性があります。(売却する時など)住所登記登記の手間や費用がかかります。
・登録免許税の軽減措置を受ける為に住宅用家屋証明書を取得する場合、新住所登記の場合よりも必要書類が増える。
このように、どちらもメリット・デメリットがあります。
新住所登記と旧住所登記、どっちが良いの?
どちらが良いの?とお客様に聞かれたら・・・私は引っ越し前に住所を移すことに支障が無ければ新住所登記をお勧めしています。
私は後々のことを考えると新住所の方が良いような気がします。
私が担当したお客様はほとんどが新住所登記だと思います。中には旧住所登記希望という方や事情があって旧住所登記にした方もいますが。
ただ、不動産会社の担当者の考え方によっては、「お客様に役所で嘘をつかせることなんてできない!と」いう人もいて、そういう人はお客様には旧住所登記をお勧めすると思います。
まぁ、担当者に何と言われようと、希望があれば伝えましょうね。
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