中古マンションを購入する際のポイントとは?中古マンションの購入をお考えの方へ!

マンションの購入を考える時、最初に出てくる選択肢は大きく2つあります。
新築マンションにするか?
中古マンションにするか?
はじめは、「できれば新築マンションがいい!」と誰しもが考えると思いますが…
中古マンションのほうが、売りに出ている物件数が圧倒的に多く、価格も安いので、最終的に中古マンションを選択する方も多いと思います。
では、中古マンションを購入する際に、どんなことに注意すべきか?
今回は、中古マンションを購入する際のポイントをご紹介・解説していきます。

 

 

□中古マンションを購入する際のポイント

*築年数

「中古マンション」といっても、新しめの物件から、かなり古い物件まで、いろいろあります。
当然、新しい物件のほうが価格が高くなりますが…新しい物件であれば、マンション自体もきれいで、室内も手直し(リフォーム)が必要ない状態である可能性が高くなります。
逆に古い物件でも内装をリフォームすれば、見違えるようにきれいになるケースもあります。
物件自体の価格と、リフォームをする場合はその費用との兼ね合いで、自身の予算に合うかどうか、というところを見極める必要があります。

それと、築年数を見る時に大事なポイントが1つ。
「新耐震基準」か「旧耐震基準」か、を確認しましょう。
境目は、建築確認(申請)日が1981年(昭和56年)6月1日以降の住宅が、「新耐震基準」で、それより前の住宅は「旧耐震基準」になります。
当時、建築基準法の大改正があり、おもに耐震についての基準が大きく変わりました。
旧耐震基準の物件がすべてダメ…というわけではありませんが(当時の基準を満たしているので違法ではありません)、気になる方は、新耐震基準の物件を選ぶようにしましょう。

※当ブログで参考になる記事を書いています。

建築基準法の改正

中古マンションの耐震診断

マイホームを購入したい方必見 住宅の耐震性能について紹介します

 

*立地

中古マンションを決める上で、
「建っている場所」=立地は重要な要素です。
特に、駅からの距離という利便性の要素については、物件の資産価値と直結します。
駅から近い→価格が高い
駅から遠い→価格が低い
…ということですね。

もちろん、購入する方の予算と希望条件に合わせて物件を選んでいくのが最優先ですから、「広さが欲しいが安い物件が良い」場合には、駅から遠い物件もアリ、となります。
ただ、購入後、一定期間で住み替える(売却するor賃貸で貸す)ことを想定している方は、資産価値が下がりにくい、駅から近くの物件を選んでおくことをおススメします。
(人気の駅の近くだと、購入時よりも価格が上がる可能性もあります。)

 

*管理状態

マンションに管理はつきもの。
ほとんどのマンションには管理会社が入っていて、日々、マンション全体の維持管理作業を行っています。(自主管理という例外もありますが)

中古マンションの場合は、実際に自分の目で確認することができます。

共用部分の清掃状況はどうか?
駐輪場がいっぱいで敷地内に自転車があふれていないか?
期限を過ぎた掲示物がずっと貼られていないか?
ゴミ置場はきれいにされているか?
などなど。

お部屋の内覧の際には、そのあたりも注視しておきましょう。

 

*修繕積立金、修繕計画

これもマンションには大事な要素です。
マンションは基本的に、長期の修繕計画が策定されていて、それに基づいて計画的に修繕が行われています。
築年数によっては、「大規模修繕工事」がすでに実施されている場合がありますので、そのあたりも確認しましょう。
※大規模修繕工事は、12~15年ごとに行われるのが一般的です。
そして、築年数が経ってくると、修繕積立金の改定(値上げですね)が行われるケースが多いです。

【修繕積立金、修繕計画の確認ポイント】
・大規模修繕工事の実績(いつ頃行われたか?)
・修繕積立金の積み立て状況(今、いくら貯まっているか?)
・修繕積立金の改定の予定の有無
この修繕に関する情報の確認も、中古マンションを購入する際の大事なポイントになります。

 

*室内の使用状況~リフォームが必要かどうか~

築年数のところとちょっとかぶりますが…
中古マンションの場合は、室内の使用状況は1件1件、すべて違ってきます。
それによって、リフォームが必要かどうかの判断が重要になってきます。
「ちょっと高いかな…」と思う物件でも、室内の使用状況が非常に良く、リフォームが不要であれば、自身の予算内に収まる場合もあります。
逆に物件価格が安くても、設備の故障が多く、フルリフォームが必要になるような場合は、トータル費用(物件価格+リフォーム費用)が上がり、予算オーバーになってしまうかもしれません。
室内の使用状況をよく確認し、リフォームにどこまでお金を掛けるか…
これも中古マンション購入時のポイントの1つです。

 

*各種控除やすまい給付金等が適用されるか?

住宅ローン減税(控除)、すまい給付金、不動産取得税の軽減など、住宅購入の際に様々な優遇措置が受けられる場合があります。
もちろん、それぞれに受けられる要件(面積や築年数、瑕疵保険の加入の有無など)が決まっています。
新築マンションの場合は、結構、受けられる優遇措置が多いのですが、
中古マンションの場合は、「築年数」の要件が引っかかってくるケースがあります。
どの優遇措置が受けられるのか、物件を購入する前に、確認しておきましょう。

 

 

□リフォーム(リノベーション)済み物件ってどうなの?

中古マンションを購入する場合、リフォーム(リノベーション)をするかどうか?する場合はどこまでやるか?で、悩む場面がありますよね。
そんな悩みを一気に解決してくれるのが「リフォーム(リノベーション)済み中古マンション」です。
既に内装のリフォームがされている状態で売りに出されている物件が、結構あります。
このような物件の場合は、リフォームについて悩む必要はありません。
悩む前に、もうすでにリフォームされてしまっているので!

【リフォーム(リノベーション)済み物件のメリット】
・リフォーム費用が物件価格に入っているので、全て住宅ローンとして借り入れ可能。
・すでにリフォームされているので、引き渡し後にすぐに住める。
・リフォームされた状態で内覧可能⇒あとでイメージと違った…ということは回避できる。
・アフターサービスが付いているケースも有!

【リフォーム(リノベーション)済み物件のデメリット】
・すでにリフォームされているので、自分の好みでリフォームしたい方には不向き

リフォーム済み物件のメリット、デメリットを箇条書きで上げてみました。
項目はメリットの方が多くなってしまいました…
「リフォームで悩みたくない」
「自己資金が少ないので、できればリフォーム分も住宅ローンで借りたい」
「引き渡し後、すぐ住みたい」
という方にリフォーム済みの中古物件はおススメです。

また、
「リフォームは自分たちの好みで、自由にやりたい!」
という方には不向きなので、その場合はリフォームされていない中古マンションを選びましょう。

 

 

□まとめ

中古マンションを購入する際のポイントについてご紹介しました。
ちょっといろいろ書きすぎてしまったかもしれません…
ご自身の希望条件で物件を選んでいきつつ、上記のポイントも意識して頂くと良いと思います。
あ、それと、1つおまけのポイントを。
『物件の良いところも悪いところも、きちんと伝えてくれる信頼できる不動産業者を選ぶ』
というのが、一番基本のポイントです!
自分と相性の良い、
「この人の言っていることは信用できそうだ」
という不動産業者を見つけることが、中古マンションの購入をスムーズに進めるには大事なポイントになります。
不動産業者は星の数ほど(は、言いすぎました…)あります。
問い合わせた最初のやり取りで、対応がいまいちだったら、他の不動産業者をあたってみるのも、全然アリです。
物件と同様に、不動産業者も自分の希望(好み)に合うところを探していくのが、中古マンションの購入の近道かもしれませんね!

 

 

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