「家が欲しいけど、頭金が準備できていない…」
というご心配をしている方は、いらっしゃいませんか?
家は人生の中でも大きな買い物であるため、心配事は大きくなりがちですよね。
今回は、頭金なしでも家は購入できるのか?
について、解説します。
この記事を読んで、あなたの不安を少しでも解消することが出来れば幸いです!
□頭金なしでも大丈夫?
まずは、頭金とは?を簡単にご説明します。
頭金=住宅価格(代金)住宅ローンの借入額を引いた残りの部分のお金
例えば、3000万円の家を購入する時に、2500万円を住宅ローンで借りて、残りの500万円を自己資金から出す…という時の500万円の部分が「頭金」です。
今でも根強く「頭金は2割必要」という頭金神話が残っていますが…
結論から言うと、頭金が無くても(0円でも)家は購入できます。
ただ、条件が一つ…住宅の価格などの必要資金が全額、ローンで借り入れすることができれば…頭金なしで家は購入できます。
昔と違って、今は物件価格の100%をローンで借り入れすることが可能です。
(もちろん、審査が通れば、です)
なので、手元に資金を残しておきたい方は、あえて頭金を入れずに物件価格の100%のローンを利用する方もいらっしゃいます。
【頭金なしで家を購入する際のメリット】
・手元に資金を残しておける
【頭金なしで家を購入する際のデメリット】
・借入総額が多くなるため、毎月の返済の負担が上がる
また、住宅ローンの審査状況によっては、一定割合の頭金を用意したほうが、借り入れ条件が有利になる(主には…金利が低くなる、など)ことがあります。
そのような場合は、頭金を用意するかどうか、よく検討しましょう。
□頭金なしのリスクと対策について
頭金なしで家を購入することは可能、というお話をしましたが…
とはいえ、まだ心配な方もいらっしゃると思います。
そこで!
さらに突っ込んで、頭金なしで家を購入する時のリスクとその対策について、見ていきましょう。
*頭金なしのリスク
【リスク① 金利が上がった場合、月々の支払額が増える】
デメリットで出てきましたが、頭金なしで家を購入すると、借入総額が多くなります。
住宅ローンの借り入れ当初は、支払い可能な金額になっていても、将来の金利の上昇によって毎月の支払額が上昇し、支払い可能な範囲を超えてしまうかもしれません。
【リスク② 住宅ローンの残高が多く、すぐに売れない可能性がある】
何度も恐縮ですが、頭金なしで家を購入すると、借入総額が多くなります。
購入後、数年で売却をする事情が出てきた場合に、売却想定額以上にローンが残っていると、その分の手出し金が必要になり、なかなか売りずらい…という状況に陥る可能性があります。
*頭金なしのリスクへの対策
大きく2つのリスクをご説明しました。
そのリスクを踏まえて、今度はその対策を見ていきましょう。
【対策① 月々の支払い可能額から予算を逆算する】
いろいろと物件を見ているうちに、どんどん予算が上がっていって…
「大丈夫です!●●銀行で、最大この金額までローンが借りれますよ!」
という不動産業者の言葉を聞いて、じゃあこの物件で!と決断する前に…
ちょっと待って下さい!
住宅ローンの借入れできる金額=借入可能額と、実際に月々の支払いが可能かどうかは、別の話です。
しっかりと資金計画を出してもらい、改めて返済可能な金額かどうかを精査してみて下さい。
実際に月々支払っていける金額から逆算して借入金額を出し、それを予算として物件を探していく…のが、リスクの少ない理想的な形です。
※リスク① 金利が上がった場合、月々の支払額が増える の対策になります。
【対策② 価格が下がりにくい家を買う】
「生涯に1度の買い物!」
「この家にずーっと住み続ける!」
と思って家を買う方は多いと思います。
でも、人生、何があるかはわかりません。
思いもよらない事情で、売却して住み替える、という選択をしなければならないことも…
そんな時のために、買った時からあまり価格が下がらない、資産価値の下がりずらい物件を選択して購入しておくと、リスクの軽減になります。
(それが出来れば苦労はしない!と突っ込みが入りそうですが…(笑))
一般的に資産価値が下がりずらい物件はこんな感じです。
《マンションの場合》
・駅から近い(できれば10分以内)
・庭付き、ルーフバルコニー付き、最上階の角部屋、などの希少性がある
・管理がしっかりしている
etc…
《戸建ての場合》
・土地の形がきれい
・前面道路が広め(幹線道路沿いは除外)
・住環境良好(静かな住宅街…とか)
etc…
一言でいうと、
「プラスの特徴が分かりやすいことと、大きなマイナス要素が無いこと」
でしょうか。
こんな物件を選んで頂くと、購入時から大きく価格が下がる可能性は少なくなると思います。
もちろん、住むための家ですから、ご自身の住みやすい条件に合うかどうかが最優先になりますが…
上記のような、資産価値が下がりずらいかどうか、というところも考慮しておくと、後々のリスクの軽減につながります。
※リスク② 住宅ローンの残高が多く、すぐに売れない可能性がある の対策になります。
□まとめ
今回は、頭金なしでの家の購入についてご紹介しました。
頭金なしでの物件購入では、資金を手元に残しておくことが出来る反面、リスクも伴います。
これらをよく理解した上で、今回ご紹介したような対策を実践することにより、リスクをできる限り回避しましょう!
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