分譲マンションを購入する際のメリットとデメリットについて解説します!

皆さんは「分譲マンション」にどのような印象をお持ちですか?
『同じマンションなのに、「分譲マンション」と「賃貸マンション」で、何が違うの?』
よく聞く質問の1つです。
マンションは購入すると、大事な資産になりますので…
ある程度の知識は身につけておきたいですよね。
そこで今回は分譲マンションについてのご説明と、その購入のメリット・デメリットについて解説します。

 

 

□分譲マンションと賃貸マンションの違い

マンションと一口にいっても…分譲マンションと賃貸マンションの2種類あります。
では、その違いは何か?

分譲マンションと賃貸マンションの違いは、それぞれの部屋が誰のもの(所有)であるかという点にあります。

分譲マンションはマンションを一戸ずつ、個別に居住者に販売しているため、購入の契約成立⇒引き渡し後は居住者の所有となります。
対して賃貸マンションは、マンションのオーナーが一棟丸ごと建物を所有して、居住者に部屋を貸しているという形になります。

この、所有者の違いにより、それぞれの特徴が変わってきます。
今回は分譲マンションの購入についての解説なので…
以下、分譲マンションのメリット、デメリットをご説明します。

 

 

□分譲マンションのメリット

*建物のグレードが高い

分譲マンションは、マイホームとして長年人が住むことを想定しているため、壁の厚みがしっかりしているなど、頑丈に作られています。
もう少し具体的に言うと…構造は鉄筋コンクリート(RC)造か鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造であることがほとんどで耐震性に優れています。
壁や床の厚みは180mm以上あることが一般的で、遮音性能が高いです。
そのため、賃貸マンションと比較すると騒音などでトラブルとなる可能性は低いと言えます。

*設備が充実している

長期的に住むことを目的としているため、暮らしを充実させる様々な設備が付いていることが多いです。
マンション全体の設備としては、宅配ボックス、オートロック(2重の場合も!)などのセキュリティシステム、24時間ゴミ出し可能なごみ置き場、などなど。
さらに大規模マンションの場合は、各種共用施設…宿泊可能なゲストルーム、キッズルーム、図書室、シアタールーム、フィットネス施設や、場合によってはプール(!)など…が付いていたり、管理人が常駐(ホテルライクなコンシェルジュがいる場合も!)していたりします。
室内の設備としては、床暖房、食器洗浄機、浴室乾燥機、ディスポーザー(生ごみ処理システム)などなど…があります。
※これらの設備は賃貸マンションでも付いていることがありますが…付いている頻度は圧倒的に分譲マンションのほうが多いです。

*部屋のリフォームが自由

購入した部屋の所有権は自分になるため、内装をリフォームするのも自由です!
壁紙を張り替えたり、間取りを変えたり、自分の好みに合わせた部屋づくりを楽しめます。
ただし…マンションの規約によっては制限される部分もあるので、実際にリフォームを行う場合は規約をしっかりと確認しておきましょう。

*貸して家賃収入を得ることもできる

賃貸として誰かに貸し出すことも可能です。
分譲マンションは前述したように建物のグレードが高く、設備も充実しているので、賃貸物件としても人気になる傾向があります。
転勤などで住まなくなった場合でも…売却するだけではなく、「貸して家賃収入を得る」という選択が行えるのは、メリットの1つと言えます。

 

 

□分譲マンションのデメリット

*購入時に係る費用が高額

分譲マンションを購入する際は…1000万円単位でお金が必要です。
(当たり前のことを書いてしまいました…すいません。)
ほとんどの方が住宅ローンを利用して購入しますが、物件価格とは別に様々な諸費用(経費)も付随して掛かります。
諸費用はおおよそ、物件価格の3~7%くらい掛かるといわれ、その金額を自己資金から捻出するとなると…結構な金額になってきます。
(場合によっては、諸費用も借りることができます。)
賃貸マンションを借りる時の諸費用と比べると、一般的には、分譲マンションを購入する時の諸費用のほうが高くなります。

 

*税金や管理費等が掛かる

分譲マンション=不動産です。
不動産を所有すると、毎年、固定資産税・都市計画税が課税されます。
役所に何も言わなくても、買った翌年の4~5月ころに固定資産税・都市計画税の納付書が届きます(泣)
そして、分譲マンションを所有すると、そのマンションの組合員になりますので、管理費・修繕積立金等の支払いが義務付けられます。(これは毎月になります。)
さらに…購入した時に1回だけですが、不動産取得税という税金が課税されます。
(ただし…不動産取得税は築年数などにより控除枠がありますので、それが使えるとゼロorほとんどかかりません。)
資産として分譲マンション(不動産)を所有すると、いろいろと維持費がかかります…
※ただ、費用が掛かるだけではなく、お金が戻ってくる制度…「住宅ローン減税」「すまい給付金」など、税金の控除や給付金を受けられる場合がありますので、購入の際にはいろいろと不動産屋さんに聞いてみましょう!

 

*気軽に引っ越しできない。

分譲マンションの場合、賃貸マンションに比べると引っ越しが面倒です。
引っ越しする場合は、今の家を売却したり、所有したまま貸しに出したりすることになるかと思います。どちらにせよ、手続きが面倒ですね。

また、住宅ローンの残債が残っている場合、マンションが残債以上で売却できるのであれば良いのですが、残債を下回ってしまう場合もあります。足りない費用を補うことができなければ、売却ができず、引っ越し自体ができなくなってしまいます。

 

 

□まとめ

今回は分譲マンションを購入するメリット、デメリットについて紹介しました。
分譲マンションは、
「老後も住むところで不安が無いようにしたいので…長~く快適に住めるところが欲しい!」
「子供がいるので、とにかくセキュリティ重視の設備が欲しい!」
「自分の住むところは、自分でアレンジして住みたい!」
というような、いわゆる「快適な暮らしをしたい」、「住まいにこだわりを持ちたい」といった人には向いている…と言えそうです。

分譲マンションを購入するか?
賃貸マンションを借りるか?
マンションに住むことをご検討の方は、それぞれの特徴を把握したうえで、ご自身(+家族)に合うのはどちらか、を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

仲介手数料最大無料!
株式会社いえまる