耐震等級1・2・3とは

相澤怜那

こんにちは、(株)いえまるの相澤です。

今日は耐震等級について・・・

 

 

耐震等級1・2・3とは?

平成12年4月に施行された住宅品質確保促進法(品確法)では性能表示制度の中で「耐震等級」を定めています。

(性能表示制度は任意です。その為、耐震等級の表示が無かった場合は耐震性が低い・・・というわけではありません。)

耐震等級は1・2・3と、3段階に分かれおり、建築基準法の耐震基準を満たせば耐震等級1となります。
耐震等級2はその1.25倍で耐震等級3はその1.5倍です。

 

ここで言う、1.25倍・1.5倍というのは、地震の強さのことです。

なので、下記のようになります。

 

耐震等級1
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)による力に対して倒壊や崩壊しない。
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)による力に対して損傷しない。

 

耐震等級2
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)による力の1.25倍の力に対して倒壊や崩壊しない。
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)による力の1.25倍の力に対して損傷しない。

 

耐震等級3
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)による力の1.5倍の力に対して倒壊や崩壊しない。
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)による力の1.5倍の力に対して損傷しない。

 

うーん、わかりにくいですね。

数百年に一度程度の地震による力の1.5倍の地震ってどのくらいの地震なのか想像がつきませんが・・・

 

 

 

2016年の熊本地震

2016年の熊本地震後、耐震等級3を普及させる活動がされています。

熊本地震では短期間で震度の最高値である震度7が2回発生しました。

耐震等級2でも倒壊(全壊)が発生。耐震等級2では、熊本地震のように複数回の大きな地震の場合、1回目の揺れで何とか倒壊に耐えたとしても、大幅な耐震性能の減少が起こり、2回目の揺れで倒壊したことが調査の結果わかっているようです。

一方、耐震等級3の木造住宅は無被害又は軽微な被害だったそうです。

 

地震の多い日本。

こういうニュースには敏感ですよね。

これからは耐震等級3のお家を望むお客様が増えるかもしれません。

 

 

 

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