戸建てを中古で購入するメリットとデメリットをご紹介します。

「もうすぐ家族が増えるので、どうせなら今より広めの戸建てを購入しよう!」
こんなタイミングで戸建てを探し始める方は多いと思います。
そして…「やっぱり新築がいいのかな?でも…中古もあり…?」
「新築」か「中古」か、で悩む方は、これまた多いと思います。
そこで今回は、戸建てを中古で購入する際のメリットとデメリットを新築で購入する場合と比較してみましょう。

 

 

□戸建てを中古で購入するメリットとは?

●価格
何と言っても1番大きなメリットは、新築よりも安く購入できる点です。
中古を購入する場合は、新築を購入するときに比べて1000万円以上の差がつくことは、よくあります。

 

●立地
次に、中古のメリットとして挙げられるのは立地(特に利便性)が良いことです。
中古は新築の家に比べて立地(特に利便性)が良い傾向にあります。
なぜなら、基本的に良い立地は先に埋まっていきやすいので、中古物件ほど好立地に建っている場合が多いからです。
駅から近いところに住みたい、スーパー・コンビニが近くにあるところが良い、などのような要望がある方でしたら、中古の家を探してみるのも良いでしょう。

 

●実際に中を見られる
次に挙げられるメリットとして、中古物件は内覧が可能なことです。
中古住宅は、家を買う前に実際に中を見てから検討できます。
実際に自分の目で確かめることで、住み心地や利便性、さらには内装・外装の劣化状況、傷み具合などを把握できます。
反対に新築の家の場合は、まだ建設途中だと内覧できません。
そのため、実際に住んだときのイメージが湧きにくいというデメリットがあります。

 

●リフォーム費用を捻出できる
また、1番目のメリット(安く購入できる)に付随しますが…
新築よりも安く購入できるので、その分、リフォーム(リノベーション)にかける費用を増やすことが出来ます。
ある程度予算を抑えつつ「間取り、内装を自分の好みに作り変えたい!」という方には、
安めの中古住宅を購入⇒リフォーム(リノベーション)する
というやり方もおススメです。

 

 

□戸建てを中古で購入するデメリットは?

●維持費がかかる
まずは建物の維持費がかかることです。
築年数にもよりますが、新築に比べて中古の家は維持費が高い傾向にあります。
例えば…外壁や屋根の塗装など、定期的に行わないといけないメンテナンスがありますが、購入後、すぐにその時期がきてしまうと、思いもよらない出費となる場合があります。
「いつごろ、どのようなメンテナンスが必要になってくるか?」を、購入時に想定しておくことが大切です。

 

●設備が古い
次に、設備が古いこともデメリットとして挙げられます。
中古物件の設備は、築年数にもよりますが、使用に伴う劣化・傷みがあるのが普通です。
(リフォーム済みで販売している物件は別ですが)
特に劣化や傷みが著しい設備は、リフォームにより新しいものと交換することも可能ですが、その場合は当然、費用が発生します。

 

●保証が短い、もしくは無い
新築住宅の場合は、構造耐力上主要な部分又は雨水の浸入を防止する部分については10年間の保証が売主に義務付けられているほか、設備はメーカー保証があったり、売主である不動産会社が独自のアフターサービス等をつけていたり・・・と、保証は充実しています。
ところが中古住宅の場合は、保証は数ヶ月~2年程度です。また、保証が全く無い場合もあります。物件によって異なるので確認しましょう。

 

さらに、築年数が古い中古の戸建については、上記に加えて下記の2点のデメリットがあります。

●耐震性
・旧耐震基準の戸建の場合(1981年以前の建物の場合)
1981年に建築基準法の大改正が行われ、住宅の耐震基準がより厳しくなりました。
それより前…いわゆる「旧耐震基準」で建てらた戸建ての場合は、現状で耐震性が維持できているか、耐震補強工事が必要かどうか、ということも視野に入れて検討が必要です。

 

●税制面の優遇措置が受けられない。
築年数20年以上たっていると、原則、住宅ローン控除が受けられません。
その他、登記費用の軽減措置や、不動産取得税の控除など、様々な控除等が受けられないので、購入時の諸費用がかさむ傾向にあります。
このような物件を検討する場合は、どのような控除が受けられるor受けられないのか、きちんと確認しておきましょう。
※築20年以上が経過していても…耐震基準適合証明書が取得できると、各種控除が受けられるようになります。
このあたりは、不動産屋さんに確認してみましょう。

 

 

□まとめ

中古の戸建ての購入のメリット、デメリットをご紹介しました。
ボリューム的にはデメリットのご紹介のほうが長くなってしまいましたが…(笑)
メリットの一番最初にご紹介した
「新築よりも安く購入できる」
というのが中古戸建ての最大のメリット=魅力だと思います。
●●よりも安い!
うーん…なんて魅力的な響きでしょう!
ただし…安いから、といって安易に中古戸建ての物件で決めてしまうのも、要注意です。
中古戸建てをご検討の際には、今回ご紹介したデメリットの項目をきちんと調査・確認して、それがクリアになってから購入・契約するようにしましょうね。

 

 

 

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