戸建て・マンションで火災保険に入る際の費用の相場は?

家を買ったときや借りたとき、
「火災保険はどうしますか?」
という話が、必ずと言っていいほど出てきます。
保険にはさまざまな種類がありますが、火災保険は家を買う・借りる時にほぼ必須の保険です。
とはいえ、火災保険のことをよ~く理解している!という方は…そんなにいらっしゃらないのではないでしょうか?
そこで今回は、火災保険の相場についてと、保険料がどのようにして決まるかを見ていきます。

 

 

□戸建て・マンションの火災保険の相場は?

この質問に対する明確な答えは、ただ一つ。

「実際、火災保険に具体的な相場はありません。」

すいません…
いきなりお叱りを受けそうな答えで恐縮です…

ただ、これには理由があります。
「建物の種類や構造、広さや価値などのさまざまな要素から火災保険は決まるので相場を出すことは難しい…」から、です。

とはいえ、火災保険の相場は?
というテーマで、これで終わらすにはちょっと…なので、本当にざっくりですが、大体の目安を。

 

【戸建て(木造)の火災保険の相場の目安】
⇒15~35万円(10年間)

【マンション(RC造)の火災保険の相場の目安】
⇒8~20万円(10年間)

 

これは、筆者(不動産業者として15年以上の経験あり)の実務上の感覚として、お客様にお話しするときのざっくりとした金額です。
具体的に火災保険に加入する対象の物件が決まっている場合は、複数の保険会社に見積もりを依頼することで、はっきりと金額が見えてきます。

 

 

□戸建て・マンションの火災保険料はどのようにして決まる?

では実際に火災保険料がどのようにして決まるのか見ていきましょう。
大きく5つの要素から火災保険料は算出されます。

*建物の種類~戸建て?マンション?

建物の種類…戸建てか?マンションか?で、保険料は大きく変わります。
マンションは「共同住宅」なので、自分の所有する室内(専有部分)のみが保険の対象となります。
※マンションの共用部分は、管理組合で火災保険に入っていることが多いです。
そのため、建物全体が保険の対象となる戸建てより、保険料が安くなります。

*建物が何でできているか

建物の素材(何でできているか)も、保険料が大きく変わる要素です。
コンクリート造(RC造)や鉄骨造などの燃えにくい素材でできていると保険料は安くなり…木造などの燃えやすい素材でできていると保険料は高くなります。
※ただ…木造でも耐火・準耐火構造になっていると、保険料の割引があったりします。

*建物の広さ・価値

当然ですが、対象となる建物が広ければ広いほど、保険料は高くなります。
そして建物の価値…例えば、築年数が新しいか、古いか、などによっても、火災保険料は高くなったり、安くなったりします。

*補償の範囲・内容

火災保険の補償の範囲をどこまでにするかで、保険料はかなり変わります。
建物だけの最低限にするか?
家財の保険も付けるか?
地震保険には加入するか?
特約(オプション)を付けるか?
などなど、選択する内容により、金額も変わってきます。

*加入期間

現在の火災保険は、最大10年間まで、一括で加入できます。
加入期間が長いほうが費用はかかりますが…
一括で加入する期間が長ければ長いほど、割引が効いてお得になります。

 

 

□まとめ

火災保険の費用の出し方と火災保険の金額がどのような要因で決定されるかを見てきました。
火災保険の加入…どのような内容のものに、いくら掛けるか?…は、購入後、何十年も住む可能性がある方には、とても大切な検討事項です。
今回ご説明した内容は、ごくごく基本的な内容をさらっと記しております。
実際に火災保険に加入するときには、できれば複数の保険会社に見積もりを依頼し、内容と金額について、じっくり精査検討することをおススメします。

ただし…保険というものは正解がないものなので、あまりに細かいところまで入り込んでしまうと、出てこれなくなる(結論が出せなくなる)ので、ご注意を…

 

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