住宅を購入する前に!住宅ローンの金利タイプについて詳しく知ろう!


住宅ローンには、さまざまな金利タイプがあることをご存知でしょうか。
低金利の方が良いと決めつけてしまう方が多いですが…
金利が低いタイプは途中で変動するリスクがあったり、
金利が高いタイプは最後まで金利が変わらなかったり、
それぞれの特徴があります。
そこで今回は、金利タイプの種類と特徴について解説します。
一緒に確認していきましょう!
 

 

□住宅ローンの金利タイプは3つあります

住宅ローンには、主に「全期間固定型」、「変動型」、「固定期間選択型」の3つの金利タイプがあります。
それぞれの概要を見ていきましょう。
 

【全期間固定型】

「全期間固定型」は、住宅ローンの返済をする際の金利を最初に決めて、最後まで一律でその金利が継続されるものです。
金利が途中で上がる心配がないので、その安心感が最大のウリです。
全期間固定型の住宅ローンの代名詞となっているのが、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の「フラット35」です。
その他、民間の金融機関…都市銀行、地方銀行、信用金庫など…でも全期間固定型の住宅ローンを取り扱っているケースも多く、その場合は各金融機関で設定金利などが変わってきます。
 

【変動型】

「変動型」は、借入期間の途中で金利が変動する可能性がある金利タイプです。
半年に1回の割合で金利の見直しが入り、金利の変動があった場合は新たな金利で利息が再計算されます。
※ただし…実際の返済額の変更は、5年に1回の頻度で行われます。
 5年間の金利の変動についてをまとめて次の5年間の返済額で調整していきます。
途中で金利が変動するリスク(金利が下がった場合は、メリットですが…)があるため、借入開始時の金利は固定型と比べると低く設定されています。
民間の金融機関の主力商品になっていることが多いです。
 

【固定期間選択型】

「固定期間選択型」は、2年や5年、10年など一定の期間の金利が一律で、期間終了後に、新たな金利を設定するものです。
「全期間固定型」と「変動型」のメリット、デメリットの中間を取ったような金利タイプですね。
こちらも民間の金融機関の主力商品になり、選択する固定期間とそれに対する金利はそれぞれの金融機関によって変わってきます。
 

 

□金利タイプごとの特徴と選び方

住宅ローンの金利の3つのタイプにはそれぞれ特徴があり、自分に合った選択をすることが重要です。
どの金利タイプが自分に合っているのか、確認してみましょう。
 

*全期間固定型の特徴

全期間固定型の住宅ローンを選択すると、最初から最後まで、毎月の返済額が変わりません。
返済額が変わらないので、家計のやりくりがしやすくなり、ライフプランが立てやすくなります。
ただ、その分、変動型の住宅ローンと比べると、金利が高く設定されています。
 
《全期間固定型に向いている人》
・家計の中の住宅にかかる費用を固定したい。
・金利の変動(上がったり、下がったり)を気にしたくない。
・10年以上先の収入と支出の状況があまり予測できない。
(例えば…自営業の方で収入が安定しない、これから子供が欲しいご夫婦…など)
 

*変動型の特徴

半年に1回、金利が見直される…のが変動型です。
上がるかもしれないし、下がるかもしれない…
(ここ最近はほとんど動きませんが)
金利上昇のリスクがある分、固定型の住宅ローンと比べると、最初の金利設定はかなり低めになっています。
また、途中で固定期間選択型に切り替えることも可能です。
※全期間固定型への切り替えは不可です。
 
《変動型に向いている人》
・とにかく金利は低いほうがいい!
・金利が下がったときの恩恵を受けたい。
・金利がある程度上がっても、支払いに不安が出ないくらいの収入がある。
・繰り上げ返済をドンドンする予定。(返済期間を短縮していく)
 

*固定期間選択型の特徴

一定期間、金利を固定しておける金利タイプです。
2、3、5、7、10年というものが多く、金融機関によっては、20年というものも。
固定する期間の長さに応じて、金利が設定されています。
(固定期間が短いほうが金利が低く、長いほうが金利が高くなります。)
固定期間が終了すると、その時に改めて金利タイプを選択できます。
※全期間固定型への切り替えは不可です。
 
《固定期間選択型に向いている人》
・借入開始から一定期間は住宅費用を固定しておきたい。
(例えば…子供が学校を卒業するまで、車のローンが残っている間は…など)
・金利上昇のリスク回避と、低金利の恩恵の両方をそこそこ受けたい。
 

 

□金利タイプを組み合わせることもできます!

住宅ローンの金利タイプ、どれにすればいいのか決められない…
という方へ!
この金利タイプは組み合わせて借りることも可能です!
例えば…
「借入金額の半分を全期間固定型にして、残り半分を変動金利にする。」
そうすると、全期間固定型の部分については、金利上昇のリスクが無くなり、変動型の部分については、低金利の恩恵が受けられます。
この金利タイプをミックスするプランは、多くの民間の金融機関で採用されていますので…
ご利用を希望されるときには、各金融機関で詳細を確認してみましょう。
 

 

□まとめ

今回は、住宅ローンの金利タイプについてご説明しました。
それぞれに特徴がありますので…実際に住宅の購入~住宅ローンの手続きをする際には、単純に金利の低さで選ぶのではなく、どの金利タイプが自分達に合っているのか?をよく考えて、ご家族でじっくりと相談して決めていきましょう!
 

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