「住宅ローンの審査の手順が分からない…」
「住宅ローンの審査をするには何が必要なの?」
おうちを探し始めのお客様から、このような声をよく耳にします。
住宅購入の際は、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。
住宅ローンの審査ってわからないことが多いですよね?
「私は住宅ローンを借りられるのか…」不安な方も多いと思います。
そこで今回は、住宅ローンの審査の手順について紹介します。
□住宅ローンの審査の手順
*事前審査
事前審査では、借りる人の収入や勤務先、仕事内容など、さまざまな項目がチェックされます。
事前審査時に一般的に必要になるのは…
・源泉徴収票(確定申告の方は、確定申告書の控え)
・身分証:運転免許証やパスポートなど
・健康保険証
・他にお借入れがある方は、その内容のわかるもの
など、です。
事前審査の承認が出ると、基本的にはその金額の借入が可能になります。(まだ確定ではないですが)
そして、借入金利が確定するので、自分が何%の金利で借り入れができるのか、もわかります。
※注意※
ここで言う事前審査は、ネット上で行う簡易な審査…自己申告で内容を入力するだけのシミュレーションや「仮」審査と呼ばれるものとは異なります。
*本審査
無事に事前審査の承認が出ると、次は本審査を行います。
本審査では「事前審査の内容を改めて公的書類と突き合わせて、合っているかどうか」を確認します。
場合によっては、勤務先に「在籍確認」(本当にその会社に勤めているか?の確認)の連絡をします。
本審査時に一般的に必要になるのは…
・住民税の課税証明書(確定申告の方は、納税証明書)
・住民票
・印鑑証明書
など、です。
加えて、団体信用生命保険(本人が亡くなったときに、住宅ローンの残高がゼロになる生命保険)に加入できるかどうか、のチェックも行います。
この本審査の承認が出ると、住宅ローンが借りられることが確定します。
□審査項目について
*事前審査の審査項目
事前審査の審査項目は…
・年収
・お勤め先の会社の概要
・勤続年数
・家族構成および年令
・自己資金の有無とその金額
・他に借り入れが有るか(有る場合はその内容)
・過去に金融事故…滞納や自己破産などをしていないか
など、になります。
これらの項目を総合的に判断して、融資が可能かどうか(合わせて借入金額、金利の優遇がどれくらいになるか)の審査が行われます。
特に、過去に金融事故の履歴があると、事前審査の段階で落とされてしまうことが多いです。
*本審査の審査項目
本審査では「事前審査の内容の再確認」なので、公的な書類と突き合わせて、事前審査の時と同じ項目をチェックしていきます。
そのため、借入本人の情報が事前審査時と変わっていなければ、本審査は、ほぼ承認されることになります。
※本審査で承認が出ない(否決)される典型的なケース
・事前審査時と勤務先が変わった(転職した)
・本審査の前に、新たな借入れをしてしまった
・事前審査時の内容が虚偽であることが判明した など
また、この段階で、団体信用生命保険に加入できるかどうかをチェックするための書類=団体信用生命保険の申込書兼告知書を提出します。
この書類はいわゆる「健康状態を自己申告するもの」になります。
持病がある方だったり、直近で大きな病気を経験している方は、詳細の内容を聞かれたり、診断書の提出を求められる場合があります。
□まとめ
今回は住宅ローンの審査の手順について紹介しました。
どのような項目が審査され、どのような書類が必要になるのか。
また、事前審査や本審査とはどのようなものか。
簡単にですが、その手順をご理解いただけましたでしょうか?
現在、住宅ローンは、都市銀行・地方銀行以外にも…信用金庫、農協、労金や、多数のネット銀行なども取り扱っています。
さらに、昔の住宅金融公庫の流れの「フラット35」(民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して融資を行うもの)もあります。
多種多様な住宅ローンの商品がある中で、自分に適した住宅ローンは、どの銀行のどの商品か…選別することは、結構大変です。
直接、銀行に聞きに行く、ネットでいろいろ調べてみる、のも方法の一つですが…
「不動産屋さんに聞いてみる」のが、一番わかりやすく、お手軽な方法かと思います。
ただ、その際は、「信頼できる不動産屋さんに聞く」ことがポイントです。
「どこが信頼できる不動産屋さんか、わからない…(ですよね(笑)」方は、2~3件の不動産屋さんに話を聞いてみることをおススメします。
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株式会社いえまる