「フルローンで家を購入するか迷っている」
「フルローンを使うメリット、デメリットを知りたい」
「フルローンで家を購入するのってちょっと不安…」
という人のために。
今回はフルローンで家を購入する際のメリットとデメリットを紹介します。
□そもそもフルローンとは
フルローンとは、物件の購入金額を借入で全てまかなう場合のローンです。
自己資金を使わず、全て金融機関からの融資で資金を調達します。
全額融資とも呼ばれています。
フルローンを利用すれば、まとまった貯蓄がなくても、家の購入が可能になります。
ただし、その物件が安定性を見込める担保価値を有している必要があります。
また、フルローンにおける銀行のローンの審査は厳しくなる傾向があります。
ローンの審査では契約者の年齢、収入、勤続年数、健康状態、過去の返済遅延情報のような審査項目をクリアしなくてはなりません。
フルローンの審査がなかなか難しそう…な場合は、配偶者との収入合算やペアローン、親子でのリレー返済のような方法を活用して、審査のネックになっている条件をクリアできないか試してみましょう。
□メリットは何か
*頭金が必要ない
基本的にマイホームをローンで購入する際には、自己資金で支払う部分である頭金を用意します。
あらかじめ頭金を支払っておけば、その分だけ住宅ローンの返済額を減らすことができます。
しかし、フルローンであれば、審査をクリアし、物件の安定的な担保価値が認められれば、頭金を支払わずに家を購入できます。
まとまった貯蓄がなくてもローンを組めるのが1つの大きなメリットです。頭金を貯めるまで購入を待つ必要がなくなるので、早く購入することができます。
また、貯蓄があったとしても、手元の現金を使いたくない・・・という場合にもフルローンであれば、手元の現金が減らないので安心ですね。
*賃貸よりも金銭的負担が少ない場合がある
賃貸でかかる月々の家賃費用よりも、フルローンの月々の返済額の方が負担が減る場合があります。
フルローンの成功例として、賃貸の月々の家賃よりローンの月々の返済額が安くなることを審査結果から確認して、結婚してすぐに家を購入した例があります。
ちなみに、この例のお客様は「ガンガン繰り上げ返済をして20年くらいで完済する!」とのことでした。
□デメリットは何か
*通常のローンよりも毎月の返済額が増える
頭金を支払わない分、毎月の返済額が増えてしまいます。
諸費用を含めて借り入れたり、変動金利よりも高い固定金利を選択したりすると、さらに返済額が膨らみます。
フルローンによる返済額が、自身の収入に対して、生活を圧迫する割合になっていないか?
事前に確認をしておきましょう。
*金利が高くなる可能性がある
住宅ローンの審査では、頭金の金額によって審査の結果が変わる場合があります。
頭金が多いほど、審査結果が有利になることが多く、頭金がゼロのフルローンの場合は、通常よりも金利が高くなることがあります。
フルローンの審査をする場合は、金利がいくらになるか、きちんと確認することが大事です。
□まとめ
今回はフルローンで家を購入するメリットとデメリットを紹介しました。
フルローンについてある程度ご理解いただけましたでしょうか。
家の購入の際には、頭金を用意するか、フルローンを利用するか、メリット・デメリットをきちんと理解した上で判断していきましょう。
※フルローンをご検討される場合には、金融機関(銀行)か、信頼できる不動産屋さんにご相談されることをおススメします。
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株式会社いえまる