こんにちは、（株）いえまるの相澤です。
今回はお部屋の方角について。
それぞれのメリット・デメリットまとめてみました。
～東西南北、メリット・デメリット～
| メリット | デメリット | |
| 北 | ・逆光にならず、景色が綺麗に見える。 ・明るさが安定している。その為、自宅兼仕事場な場合や、芸術家の作業場等には向いている。 ・直射日光がささないので、家具やクロスの日焼けによる劣化がない。 ・夏の暑さが緩和される。 ・購入時の価格が安いことが多い。 |
・直射日光が入らない。 ・洗濯物が乾きづらい。 ・冬は寒い。 ・植物が育ちにくい。 ・湿気。 |
| 南 | ・夏は太陽高度が高いので、部屋の中に日が入る時間が短い。冬は太陽高度が低いので、部屋の中に日が入る時間が長くなる。その為、1年中ちょうど良い日の入り具合となる。 ・一日中、日が当たり、部屋が明るい。 ・湿気が少ない。 ・植物が育ちやすい。 ・南向きの物件は人気がある為、売りやすかったり、貸しやすかったりする。 |
・家具やクロスの日焼けによる劣化。 ・購入時の価格が高いことが多い。 |
| 東 | ・朝から明るい為、体内時計のスイッチが入りやすい。朝から活動する人に向いている。 ・夏場でも午後は過ごしやすい。 ・太陽が昇る東の方向は縁起が良いとされている。その為、会社の経営者等は東向きの部屋を探す人もいる。 |
・午後は日が入らない。 ・洗濯物は午前中に干さないと、乾きづらい。日が当たる午前中は気温が低い為に、効率が悪い。 |
| 西 | ・冬は暖かい。 ・朝は遅めに起きて午後から洗濯をし、夕方まで洗濯物を干したいという人には向いている。気温が高くなる頃に日差しが入る為、効率的に洗濯物を乾かすことができる。 ・一般の人（朝起きて夜寝る）の活動時間帯での日照時間が長い。 |
・夏の西日は想像以上に厳しい。（特に高層階では、西日が日没まで続く。） |
ファミリータイプのお部屋の場合は、居室の向きも考えてみましょう
ファミリータイプのお部屋では、バルコニー側がリビングとなり、居室がバルコニーと反対側になる設計が多いです。
↓こんな間取。多いですよね。
この場合、バルコニーが東もしくは、西向きの場合、居室が反対の西もしくは東になる為、日が当たらない部屋がなくなるのが魅力です。
また、バルコニーが西向きで、居室が東向きの場合は居室で朝日を浴びて起床することができます。
バルコニーが南向きのマンションは人気ですが、居室が反対の北になる設計が比較的多くなり、北側の居室は日が当たらない暗いお部屋となってしまうことが多いです。
高層階の場合は北側が良い
高層階の西向きは西日が日没まで続く為、夏は想像以上に厳しいです。
高層階であれば、景色が綺麗に見える北側がお勧めです。
人気の方角
一般的な人気は南→東→西→北です。
日本では、日当たりの良いお部屋が人気です。海外では違うようなので、あくまでも日本での人気です。
物件価格にも方角が影響されることが多いです。
一般的には北向きであればマイナス10％程度、東西はマイナス5％程度と言われます。
生活スタイルをイメージ
日中に長時間、家の中で過ごす場合は、明るい南向きの住戸は良いかもしれません。
しかし、暑すぎるのが苦手だったり、日が差し込んで仕事に集中できない・・・という場合は、北向き住戸でも良いかもしれません。
また、日中は家にほとんどいない・・・という場合は、方角にこだわらずに物件探しをしても良いかもしれません。
まとめ
バルコニーの方角についてあれこれ書いてみましたが、マンションの立地、建物の構造、周辺建物の状況などによっても異なりますので、一般的なメリット・デメリットが当てはまらない物件もあります。
例えば、人気の南向きのお部屋であっても、窓側に高い建物が建っていて、全く日が入らない・・・という場合もあります。逆に北向きでも立地条件によっては意外と明るい場合もあります。
最初から、絶対南向き！と方角にこだわりを持って探されるお客様もいらっしゃいますが、最初から方角で物件を除外してしまうのは勿体ないな、と思います。
希望に合わない方角の物件であっても、他の条件が良ければ、実際に見に行ってみると良いと思います。
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