マイホームを購入したい方必見 住宅の耐震性能について紹介します

「マイホームを購入したいけれど、耐震性能が気になる」
「耐震基準について理解しておきたい」
新しくマイホームの購入を検討している方には、「耐震」は気になる要素ですよね?
耐震性能が良いかどうか、耐震基準を満たしているかどうかは、お家探しのときにとても重要なポイントになるかと思います。
そこで今回は、住宅の耐震性能について紹介します。

□耐震基準について

*耐震基準とは

耐震基準とは、地震に対する建物の強度の基準のことです。
建築基準法によって定められており、法律内での建築物の敷地、構造、設備に関する最低限の基準が定められています。
全ての日本の建物はこれを守ることが義務付けられています。

*旧耐震基準

1950年の建築基準法が制定されてから定められたものです。
これは、建物の倒壊により、3700人以上の死者を出した福井地震がきっかけとなって制定された法律です。
震度5程度では即座に建物が崩壊しないことを基準に住宅を建設してもよいとされていました。

*新耐震基準

1981年6月1日より、改正建築基準法が施行されたことで制定されました。
震度5強程度ではほとんど損傷しないこと、そして、震度6強から7程度の大規模の地震でも倒壊しないことが基準になっています。
より規模の大きな地震に対しても耐えられるように家屋を設計することが求められるように基準が改良されています。
耐震基準が大幅に引き上げられ、さまざまな指標を用いて住宅の強度を評価するようになりました。
 
 

□過去の地震の例

阪神淡路大震災では、非常に多くの家屋が倒壊しました。
6434人の死者の9割は、家屋の倒壊が原因で圧死したと言われています。
震災後の調査で、倒壊した家屋の実に98パーセントが旧耐震基準で建てられたものだったことが分かっています。
つまり、旧耐震基準で作られた住宅は、大規模の地震への耐震性能は通用しなかったということです。
一方で、新耐震基準で建造された住宅は、大きな被害が少なかったと言われています。
阪神淡路大震災の時に、もっと新耐震基準で建造された住宅が普及していれば、犠牲者を大幅に減らせたかもしれません。

 

□まとめ

今回は住宅の耐震性能について、簡単にご紹介しました。
旧耐震基準と新耐震基準の違いや耐震性能について、なんとな~くご理解いただけましたでしょうか。
耐震性能について…新耐震基準なのか旧耐震基準なのか、そして旧耐震基準の場合は耐震診断や、それに伴う耐震補強工事などを行っているか…などの確認は、住宅を選別する際には、とても重要なポイントになってきます。
新しく住宅を購入する方は、耐震性能の確認をお忘れなく!

 

 

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