地震保険料控除で税金はどの位減るのか?

相澤怜那

こんにちは、(株)いえまるの相澤です。

 

住宅購入の際、火災保険はほとんどの方が加入すると思います。

地震保険は加入されない方も多いです。火災保険料に比べると、地震保険料ってかなり高いですもんね・・・

ただ、地震保険料控除というものがあり、地震保険に加入することで税金がいくらか減ります。

 

さて、どの位減るのでしょうか?

 

 

 

地震保険料控除とは?

地震保険に加入していると、一定の金額の所得控除を受けることができます。
(収入額から一定額を差し引いたものに対して、税金が計算されます。)
これを地震保険料控除といいます。

 

 

 

控除額(収入から差し引かれる額)

★所得税

年間の支払保険料の合計 控除額
50,000円以下 支払金額の全額
50,000円超 一律50,000円

 

★住民税

年間の支払保険料の合計 控除額
50,000円以下 支払金額の2分の1
50,000円超 一律25,000円

 

※5年一括で地震保険料を支払っている等、何年分かをまとめて保険料を支払っている場合は、

「一括で支払った保険料÷保険期間(年)」の計算した額が年間の支払保険料の額となります。

 

 

 

具体的に計算してみよう

所得金額が500万円で、地震保険の年間の支払額が10,000円の人の場合。

・所得税で控除されるのは、支払金額の全額(10,000円)です。

・住民税で控除されるのは、支払金額の2分の1(5,000円)です。

 

★所得税について

所得金額500万円の人の所得税の税率は20%です。(※所得税の税率を参照)

その為、支払金額の全額(10,000円)の20%の2,000円の税金が減ります。

 

※所得税の税率

課税される所得金額 税率
195万円以下 5%
195万円を超え 330万円以下 10%
330万円を超え 695万円以下 20%
695万円を超え 900万円以下 23%
900万円を超え 1,800万円以下 33%
1,800万円を超え4,000万円以下 40%
4,000万円超 45%

 

 

★住民税について

住民税の税率は一律10%です。

その為、支払金額の2分の1(5,000円)の10%の500円の税金が減ります。

 

よって所得税・住民税合わせて2,500円の税金が減ります。

 

 

 

地震保険料控除を受けるには?

年末調整や確定申告で地震保険料控除の申請をしましょう。

その際、地震保険料控除証明書が必要となります。

保険会社から、地震保険料控除証明書が郵送されてきたら、捨てずに残しておきましょう。

 

 

 

 

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