こんにちは、（株）いえまるの相澤です。
不動産購入にあたって、「手付金」や「頭金」や「諸費用」という言葉を聞くと思います。
今回はこのようないろんなお金の意味について。
手付金とは
手付金と契約時に買主から売主に支払われるものです。
手付金には「証約手付」、「解約手付」、「違約手付」の３種類があります。
| 証約手付 | 契約が成立したことの証明とするもの。 |
| 解約手付 | 売主・買主、お互いに、契約後であっても解約することができます。 〇買主から解約する際には手付金を放棄する。 〇売主から解約する際には手付金を買主に返還し、手付金の同額を買主に渡す。（手付倍返し） |
| 違約手付 | 売主もしくは買主に契約違反があった場合、ペナルティとして没収することを目的として授受するもの。 〇買主に契約違反があった場合は手付金を没収する。 〇売主に契約違反があった場合は手付金を買主に返還し、手付金の同額を買主に渡す。 |
※不動産の契約時に支払う手付金は「解約手付」とする契約が一般的です。
手付金の額はどのくらい？
売主が宅建業者の場合は手付金の額は物件価格の20％以内でなければいけないということが、宅建業法で定められていますが、売主が個人の場合は手付金の額に制限はありません。
ただ、一般的には手付金は物件価格の5％前後とすることが多いです。
3,000万円の物件であれば、150万円程です。
5,000万円の物件であれば、250万円程です。
頭金とは
頭金とは、物件価格から住宅ローン借入額を引いた金額です。
例えば・・・
3,000万円の物件を住宅ローン2,500万円借りて購入する場合は頭金は500万円となります。
つまり、頭金は物件価格のうち、住宅ローンを組まずに、手持ちの現金等で用意するお金です。
諸費用とは
諸費用とは、物件価格以外に必要な費用です。
不動産購入時に一般的にかかる諸費用の一覧を表にまとめました。
| 項目 | 説明 |
| 売買契約書添付印紙代 | 売買契約書に貼る収入印紙代 |
| 登録免許税と司法書士への報酬 | 登記の際にかかる税金と登記手続きを依頼する司法書士への報酬 |
| 仲介手数料 | 不動産会社に支払う仲介手数料 |
| 住宅ローン印紙代 | 住宅ローン契約書に貼る収入印紙代 |
| 住宅ローン事務手数料 | 金融機関への手数料 |
| 住宅ローン保証料 | 保証会社を利用する場合の費用 |
| 火災保険料 | 建物にかける保険料 |
| 固定資産税等清算金 | 年税額を引渡しの日以降の分日割で清算 |
| 不動産取得税 | 不動産（土地・家屋）を取得したときにかかる税金 |
諸費用はどのくらいかかる？
諸費用参考例①
5,000万円の新築戸建を購入し、5,000万円の住宅ローンを組んだ場合
仲介手数料無料の場合は諸費用合計約150万円（物件価格の約3％）
仲介手数料がかかる場合は諸費用合計約300万円（物件価格の約6％）
諸費用参考例①
3,000万円の中古マンションを購入し、3,000万円の住宅ローンを組んだ場合
仲介手数料無料の場合は諸費用合計約100万円（物件価格の約3.3％）
仲介手数料がかかる場合は諸費用合計約200万円（物件価格の約6.6％）
諸費用は物件の価格、種別、住宅ローンの有無や住宅ローンの金額等によって変わってきます。
仲介手数料の上限は物件価格の３％+６万円+税というけっこう大きな金額です。
仲介手数料の額によっても諸費用はだいぶ変わってきますね。
かなり幅がありますが・・・諸費用は合計で物件価格の2～7％位です。
弊社で契約されたお客様の諸費用実例を記載していますので、こちらも参考にしてください！
諸費用実例
https://www.iemarunet.co.jp/?cat=191
手付金を払ったら諸費用が払えない？
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Aさんは3,000万円の中古マンション購入予定です。頭金０円で3,000万円の住宅ローンを組みます。
手元にある現金は約120万円。これは、諸費用でかかる約120万円に使う予定です。
契約時に売主様に手付金を100万円払うことになりました。
契約時に手付金100万円を支払ってしまうと、その後にかかる諸費用約120万円が払えなくなってしまうのではないでしょうか？
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上記のような質問を頂くことがよくあります。
確かにお金の流れがわからないと、不安になってしまいますよね。
結論から言うと、大丈夫です。
お金が必要なタイミングは下記のようになります。
ね！手付金を払っても大丈夫ですよね！
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株式会社いえまる
